avex「のまねこはパクリではない」

2005年11月13日

diary

 のまねこ問題についての公式見解がでました。
avexが敢えてぼかしているところを明らかにしつつ要約すると、


 「そもそもマイアヒ・フラッシュは楽曲を無許可で使っていました。ですが私たちはエンターテインメントを推進する企業としての寛大さで以ってそれを排斥するのではなく、作者に対して許諾を与えました。
そしてフラッシュを元に新しいオリジナルキャラクターを作ってもらい、CDとのカップリング販売をいたしました。

これは2ちゃんねる等でも好評を頂きましたが、アスキーアート文化を背景にした当該フラッシュの特殊性を理解しておらず、配慮を欠いたまま【のまねこ】の商標登録を行った結果、皆様が、アスキーアート文化を一方的に使ったビジネスであると感じられるような事態となりました。

今回の件に関して非常に不快な思いをされた2ちゃんねる住人の方々にお詫び申し上げます。

これらの経緯から、私たちは【のまねこ】グッズは販売を継続しますが、商品化にあたってのロイヤリティーを収受しないことを決定いたしました。

なお、被害届けは出していませんが度重なる殺人予告等がなされたことに対しては断固として適切な処置をとって参ります。」


この見解からは、以下の内容が読み取れます。

1.自分たちは無許諾使用を許してやった

2.【のまねこ】は新たに書き起こしたオリジナル

3.AA文化への配慮、であってモナーへの配慮を怠ったわけではない

  (>モナーを使ったわけではないから)

4.不快な思いをした2ちゃんねらー、ごめんさい

5.殺人予告は反社会的だから徹底抗戦します


この辺はよくわからないんですが、ライセンスはZENが持っているんじゃなかったですか?

これはavexとしての見解であってZENではないので、ZENがロイヤリティーを取ることは継続しているのではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。

また、「ロイヤリティーをライセンシーから収受しない」わけですから、他の方法で幾らでもとる方法はあるわけで、製造企業との契約で名目はいくらでも立つわけだし・・・結局、お金はとるの?それとも【のまねこ】については一銭たりともavexには入らないの?

不勉強なので、よくわかりません。


また、結局「パクリ」だとは認めていませんね。あくまでもオリジナルキャラクターの路線でいくようです。
謝罪についてもAA文化への配慮が足りずにごめんなさい、であって。

明確に謝った場合、関係した各社へ(から)の影響も大きいんでしょうけど、それは一時的な損害にしかならないと思うんですよね。

ここではっきりと、


「明らかにモナーを意識したキャラクターであり、企業論理を優先し過ぎた商標登録はモナーを育ててきた2ちゃんねるを中心としたネットコミュニティを無視した行いでした。謝罪するとともに【のまねこ】に関する登録申請を全て取り下げ、avex及びグループ企業のライセンシー収受を行わないことといたします。

また、販売を中止し、流通に乗っている【のまねこ】関連グッズを回収、現在までに【のまねこ】グッズ販売で得た収益はすべて赤十字を通じ○○へ寄付させて頂きます。

今後はこのようなことを(以下略)」


とすれば、一般の人たちのみならず、これまで対決の姿勢でいた2ちゃんねらーもこぞって拍手で迎え、avexの商品に対する見方を180度変えたと思うんですが。
企業イメージは大幅に上昇して、長期的に見れば得策だったのではないかという気がします。


そして最後の一文。

無駄。

この文章を最後に持ってきたところが、avexの姿勢を現しています。

これがなければ「潔くないなあ」と呆れながらも「ま、企業なんてこんなもんか」でまだ受け入れられたかも知れませんが、この一文のせいで台無しです。


結論から言えば、のまねこ問題は終わらなかったということですね。

今までの姿勢と何ら変わっているところはありません。ただ文章がまともになってぼやかした言葉だけの謝罪が増えただけ。
どうしようもない人間が社長だと、企業全体もこの程度ってことがよくわかった一件でした。

このまま沈静化して、うやむやのうちに終わってしまうんでしょうね。