2009年も終わってしまいますね。
この時期になると思い出すのは徒然草19段、という人も多いんじゃないでしょうか。
「晦日の夜、いたう闇きに、松どもともして、夜半過ぐるまで、人の、門叩き、走りありきて、何事にかあらん、ことことしくのゝしりて、足を空に惑ふが、暁がたより、さすがに音なくなりぬるこそ、年の名残も心ぼそけれ。」
まあ、最近は正月朝まで大騒ぎする若者が多いんでしょうけど。
日本人も落ち着きがなくなってきましたね。心に余裕がないというか。
「かくて明けゆく空のけしき、昨日に変りたりとは見えねど、ひきかへめづらしき心地ぞする。大路のさま、松立てわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ。」
誰もが納得するところ。
今更どうにもならないんでしょうが、来年は少しくらい落ち着いた民族になりませんか? 海外に行けば文化遺産に落書きしたり異国の文化を感じ取ろうともしないで買い物と遊びに精を出したり、国内にいれば誰かを害することばかり考えていたり。
とりあえずは民主党がさっさと政権降りてくれますように。