2020年の東京五輪を境に、東京都の人口減少に伴うマンション価格の下落が言われていましたが、恐らく新築マンションに関しては現状維持か更に高騰するかのどちらかではないかと思います。
東京都区市町村別人工の予測概要(PDF)-東京都総務局統計部
なぜなら、例え人工が減ったとしても「(子供や既に持ち家のある高齢者などの)欲しいと思わない人」が減るだけで「(中堅層やお上りさんなどの)欲しいと思う人」は一極集中化により益々増えるからです。
それを踏まえて、「じゃあ、マンションなんていつまでも買えないじゃないか」と言う人はどうしたら良いのかを、エリア別に比較しながら考えてみました。
いきなり新築を考えるのもアレなので、まずは中古マンション相場を比較してみたいと思います。
西東京方面は新宿から35分〜40分の相模大野、東東京は秋葉原から40分の守谷。
それぞれ神奈川県と茨城県、東京都ではありませんが───こう書くとまず誰もが思うであろう「神奈川」と「茨城」の県としてのブランド差。
値段の単位が感覚を狂わせますが……神奈川県相模大野と茨城県守谷で800万程度の差、こう聞くと何だそんなもんかという気がしますが、広さに10㎡もの差が出ています。
相模大野の3LDKで76㎡はまあ普通っちゃ普通ですが、それだったら800万安くて85㎡ある守谷の方が良いですね。バルコニーの広さも違いますし。
で、「いやさすがにもうちょっと都心がいいな」というお上りさん用として新宿から10〜12分の桜上水と、「別に西東京なんかにわざわざ住みたいと思わん」というわかっている人用に秋葉原から10分の平井、この2エリアで比較してみます。
では更に、新宿にも秋葉原にも、更に言えば東京駅や渋谷にも10〜20分程度で行ける「山手線内」のマンションはどうなのか。
皇居や東大がど真ん中にあり、マンションそのものもそうそうなく新宿の方が近いことになりますが「大江戸線牛込神楽坂駅」の中古マンションがこちら。
消費税だの不動産取得税だの業者への仲介手数料だの入れれば確実に1億ですね。1LDKでこの広さって何なんだ……。
山手線内で何とか山手線外と同じ程度で買えないだろうか、と調べると、
同じく1LDKですが広さがほぼ半減、築年数も大幅に伸びます。
1992年って最近のように思ってしまいますが、もう四半世紀前ですよ。
ここでもやはり、都道府県格差が。
とは言え、新宿や渋谷に通う人が千葉や茨城に住むと通勤が大変ですし、東京や上野に通う人が神奈川に住むのも同様。
なのでどこに住むかは通勤ルートを考えながらになるでしょうが、正直に言えば相模大野も守谷や取手も、町としての利便性や交通事情は大して変わりません。まあ、観光や遊び、繁華街とか街の栄え具合はさすがに違いますが……。
(何でみんなGWにわざわざ出かけるのか不思議で仕方ない)
景気が上向いているだの何だの言われていますが、企業の倒産数は確かに1万件を切るようになったけど、これは会社法改正による基準となる母数変化や休眠などを考慮していないし、給与の平均値ばかり出して中央値を出さないのは卑怯というもの。
中央値を見てみればもう十年以上ほとんど変動がなく(女性は急上昇しているが、男性は変化なしもしくは減少しているため)350万程度な訳で、年収350万だと住宅ローンは年70万くらいがやっと。
そうなると35年ローンを組んでも買えるのは2,000万が限界。多分これでも相当無理が来ると思う。
人数も給与も増加し続けているのはごく一部の大企業と公務員のみ。
特に東京都職員は年々数は増やすわ給与も増やすわで、もう少し考えた方が良い。
五輪があるからと言って、慢心しすぎじゃないかな。
彼らがマンションを買って車を持って子供を私立に行かせて、としているだけで、普通の都民や首都圏在住者は爪に火を灯すように慎ましやかに暮らしている。
その現状を踏まえておかないと、地方から出てきて都会の華やかな暮らしに憧れている人は大変な目に合うのでご注意を。
不動産業界の記事や政府マンセー(古いな)記者のニュース、アフィリエイターに騙されないよう。年収800万以下の人にとっては、マンションは「買い」ではありません。
ま、自分はもちん買うつもりありませんが。(正確に言えば「買えない」)
東京都区市町村別人工の予測概要(PDF)-東京都総務局統計部
なぜなら、例え人工が減ったとしても「(子供や既に持ち家のある高齢者などの)欲しいと思わない人」が減るだけで「(中堅層やお上りさんなどの)欲しいと思う人」は一極集中化により益々増えるからです。
それを踏まえて、「じゃあ、マンションなんていつまでも買えないじゃないか」と言う人はどうしたら良いのかを、エリア別に比較しながら考えてみました。
結論
マンションに資産価値を求めず、老後も暮らせる地方中核都市に購入する都心から東西に40分で比較してみる
※可能な限り、駅からの距離、広さ、築年を同じにして比較しました。いきなり新築を考えるのもアレなので、まずは中古マンション相場を比較してみたいと思います。
西東京方面は新宿から35分〜40分の相模大野、東東京は秋葉原から40分の守谷。
それぞれ神奈川県と茨城県、東京都ではありませんが───こう書くとまず誰もが思うであろう「神奈川」と「茨城」の県としてのブランド差。
相模大野
守谷
値段の単位が感覚を狂わせますが……神奈川県相模大野と茨城県守谷で800万程度の差、こう聞くと何だそんなもんかという気がしますが、広さに10㎡もの差が出ています。
相模大野の3LDKで76㎡はまあ普通っちゃ普通ですが、それだったら800万安くて85㎡ある守谷の方が良いですね。バルコニーの広さも違いますし。
で、「いやさすがにもうちょっと都心がいいな」というお上りさん用として新宿から10〜12分の桜上水と、「別に西東京なんかにわざわざ住みたいと思わん」というわかっている人用に秋葉原から10分の平井、この2エリアで比較してみます。
桜上水
平井
広さの似通ったものがなかったので、桜上水が平井より13㎡も大きいですが、それにしたって価格が倍というのは。では更に、新宿にも秋葉原にも、更に言えば東京駅や渋谷にも10〜20分程度で行ける「山手線内」のマンションはどうなのか。
皇居や東大がど真ん中にあり、マンションそのものもそうそうなく新宿の方が近いことになりますが「大江戸線牛込神楽坂駅」の中古マンションがこちら。
消費税だの不動産取得税だの業者への仲介手数料だの入れれば確実に1億ですね。1LDKでこの広さって何なんだ……。
山手線内で何とか山手線外と同じ程度で買えないだろうか、と調べると、
同じく1LDKですが広さがほぼ半減、築年数も大幅に伸びます。
1992年って最近のように思ってしまいますが、もう四半世紀前ですよ。
新築か中古か
中古マンションでこの値段かあ、と心が折れそうになりますが、結論で言ったように東京都内に拘らなければ新築でも手が届きそう(届くとは言っていない)マンションもあります。相模大野
守谷
ここでもやはり、都道府県格差が。
とは言え、新宿や渋谷に通う人が千葉や茨城に住むと通勤が大変ですし、東京や上野に通う人が神奈川に住むのも同様。
なのでどこに住むかは通勤ルートを考えながらになるでしょうが、正直に言えば相模大野も守谷や取手も、町としての利便性や交通事情は大して変わりません。まあ、観光や遊び、繁華街とか街の栄え具合はさすがに違いますが……。
まとめ
お遊びと、GW中の暇潰しに調べてみました。(何でみんなGWにわざわざ出かけるのか不思議で仕方ない)
景気が上向いているだの何だの言われていますが、企業の倒産数は確かに1万件を切るようになったけど、これは会社法改正による基準となる母数変化や休眠などを考慮していないし、給与の平均値ばかり出して中央値を出さないのは卑怯というもの。
中央値を見てみればもう十年以上ほとんど変動がなく(女性は急上昇しているが、男性は変化なしもしくは減少しているため)350万程度な訳で、年収350万だと住宅ローンは年70万くらいがやっと。
そうなると35年ローンを組んでも買えるのは2,000万が限界。多分これでも相当無理が来ると思う。
人数も給与も増加し続けているのはごく一部の大企業と公務員のみ。
特に東京都職員は年々数は増やすわ給与も増やすわで、もう少し考えた方が良い。
五輪があるからと言って、慢心しすぎじゃないかな。
彼らがマンションを買って車を持って子供を私立に行かせて、としているだけで、普通の都民や首都圏在住者は爪に火を灯すように慎ましやかに暮らしている。
その現状を踏まえておかないと、地方から出てきて都会の華やかな暮らしに憧れている人は大変な目に合うのでご注意を。
不動産業界の記事や政府マンセー(古いな)記者のニュース、アフィリエイターに騙されないよう。年収800万以下の人にとっては、マンションは「買い」ではありません。
ま、自分はもちん買うつもりありませんが。(正確に言えば「買えない」)