School days #12(最終話)

2008年4月20日

animation

最終回レビュー。ネタばれ暴走中。未見の方はご注意を。



クリスマスに料理をして誠を待つ世界、けれども誠は言葉をレストランに待たせて「どうしても外せない用事がある」。誠の子供なんだから自覚を持て、という世界に、

「言葉ならそんなこと言わないのに」
「何で子供なんて作ったんだよ!」<いや、作ったのはあんたです。
怒って帰ろうとする世界が、駅のホームで言葉と一緒に電車に乗っている誠に気づいて引き返す。修羅場フラグ。冷たく言い放って誠とエロいキスする言葉の変わりっぷりが凄いな。まあ、流れ的には自然だけど。
画像右下はいったん引き下がった世界に届いた誠からのメール。
凄ぇ……この最低さは半端じゃなく凄い。さすがはギャルゲ界の史上最低主人公

それに対する世界の返事。家で向かい合う二人、場が持たずに誠が茶でも、と席を立とうとするところに世界が「私が淹れる」とキッチンに。自分の作った料理が捨てられているのを見て、誠の携帯にきたメール。「ごめん」>>>改行>>>「さよなら」

ここ見てた人は多分みんなこう思った。よくやった、世界! 
そして誠めった刺し。自業自得。
……心当たりのある人もご注意をw

ところが、殺したはずの誠から世界へメール。 
世界~、うしろ、うしろ~ 
で対峙する世界と言葉。最終回の言葉の世界への糾弾もそうだけど、どこまでも世界と誠が悪いんだよなあ。 
ていうか、ノコギリですか。痛そう…… 

ここまで見ても、こうとしか思えない。 

ザマア見ろ、誠、世界。 


結局のところ、誠と世界が死んで言葉の一人勝ち。最後のnice boat.には思わず笑った。
EDやエピローグでもそうでしたが、このアニメは携帯電話の使い方が上手かったですね。


総括。 
駆け足で見ましたが、上述のように携帯電話の使い方が上手だった。これは今の高校生や大学生のように思わせるリアリティのための小道具としてでしょうけど。 
エピローグで誠のモノローグ(1話のもの)が流れ、変わらない日常を過ごす主役級以外のキャラたちも良かった。 
ただしそれ以外はこれということもなく。思ったほどグロいとか残酷だとかも思わなかった。麻痺してるのかも知れないけど。 

残酷さなら「ひぐらし」の方が遥かに上、壊れへのギャップならSHUFFLE!。 
もしかしたらゲームの方は凄いのかも知れませんが、未プレイなのでコメント不能。 
お勧めできるかどうかと言えば、これははっきりとお勧めできますね。別に年齢制限は……必要ないのでは? 
小学生が見たって何がなんだかわからないでしょうし、むしろ中学生や高校生には誠や世界の最低さを見せて戒めというか自律を自然に促した方がいいように思いました。 

そんなとこでしょうか。 
次は……ああ、そうそう、図書館戦争はいいですね。次のレビューはそれにしておこう。