ANAがケチ臭くなる

2009年6月18日

walking japan

追いつき追い越せ、から余裕が出てしまうと努力しなくなるものなんでしょうかね。
だからと言ってJALがいいか、と言われると寡占業態ですから結局は同じようなサービス内容になるわけで。寡占市場におけるNo1とNo2の在り様としては携帯市場でのSoftBankのような暴れん坊がいないだけ、航空業界の方が消費者を無視してますね。
12,000マイル(だったかな、確か)で往復できたのが、距離によって利用マイルが異なるようになったので、まずはそこで「せっかくマイルが溜まったから遠くへ旅行に行こう」という人にとっては、レギュラーシーズンで6,000マイルくらい余計に必要となったこと。

今年からは、年間30回(だったと思う)搭乗でブロンズ、50回でプラチナ、となっていたのが完全にプレミアムポイントだけで30,000ポイント、50,000ポイントで各メンバーになれるようになったので、羽田からだと北海道か九州に月2回くらいで飛ぶような人以外はメンバーになりづらくなったこと。

更に、アップグレードポイントがブロンズで何ポイント、プラチナで何ポイントだったのが、プレミアムポイント数によって違うようになったので、ぎりぎりでサービスを受けられる人にとっては、単純にアップグレードポイントが減ってしまったこと。

今までが他のスターアライアンスメンバーの航空会社よりサービスが良かったということで割と非難されてたみたいだから、それで変更したのか、それとも純粋に利益を考慮したのか。
その辺りの事情はわからないけれども、とにかくJALとの差別化は完全になくなったというのは確か。
周囲に「(ブロンズやプラチナ、ダイヤモンドなどの)サービスがいいからANAしか使ってない」という人が結構いたんですが、その人たち(「たち」と言っても3人だけですがw)も今年からは「利便性だけで決める」と言っていましたから、他にも結構いそうな気がします。