『ほしうた』(1)フミオ

2010年4月22日

books/comics

いやっはぁーーー!
「ほしうた」コミックス1巻を買いました。
ていうか連載されてたの知らなかったので今更になっちゃいましたが。

ほしうた(1)

何が凄いって、原画のフミオ氏が描いてるですよ?
これってギャルゲのコミカライズとしてはちょっと考えられないことですよね。原画と同じ絵でコミックが読めるって。
どんなヘブンだよ!

総評

内容も期待以上の出来。面白かった。
ありがちな、少ないページ数に無理矢理突っ込むために何もかもをばっさり切り捨てて無茶な内容になった、とか、絵があまりにも……orzとか、絵は上手くても経験が少なすぎて構成がどうにもならないとか、そういうのは一切ありません。

……恋する乙女と守護の楯のコミカライズは酷かったorz

カバー裏にもありましたが、1話の線がすごく細くてあっさりしすぎてたりというのはありましたけど、それも初の連載ということで試行錯誤中だから。途中からはよくなりましたし、これはゲームのコミカライズとしては出色の出来。

テンポもいいし、台詞にも違和感がない。
シナリオも、ただゲームをなぞるのではなくオリジナルのイベントが入ってきている(球技大会とか)。
脇キャラやヒロインたちも出まくりで、原作よりも学園ものっぽさが強く出てる感じがしますね。

原作との違い

ちょっと原作と違うとこと言えば、

  1. 亜里砂がやけにアグレッシブでちょっとヘボい。
  2. 亜里砂が和彦に迫ってることと呼び名が「和彦くん」になってる
  3. くらら→小梅の呼び方が「小梅さん」ではなく「小梅」
  4. 皆の、ななのの扱いが割と酷いw

ってことですかね。
ななのルートを期待したいので、(4)がせめて和彦だけでも緩和されれば……と思わないでもないんですが、ま、別に気になるほどでもないのでこれはこれで良し。

ルート的には1巻の前半はくららかなあ、と思っていたんですが、どうにも結衣フラグが立ちまくりっぽい。洋介が結衣を気にしていたりとか。

2巻が気になるところですが……ものすっごい後なんだろうなぁ。