ゼーガペイン 最終回考察

2012年8月7日

animation

今更かよ!(セルフツッコミ)

リョーコもキョウも、わざとなのかどうか知らないけど微妙な演技でしたねー。
ただまあ、色々惜しいところがあるにしても、エヴァ以降のアニメとしては最高峰の位置にあるわけで。で、それだけに最終回のCパートは反響を呼んだ(?)ことを思い出し、考えてみた。

 さて、最終回で問題となるのは次の2点。


 (1)キョウの「2年待っててくれ。卒業式には必ず出る」

この2年というのが、地球上で実体化しているキョウの2年なのか、サーバー内の幻体の2年なのか、は比較的簡単に結着がつく。
リョーコが「1年でループする」と言っているのだから、そもそも舞浜サーバー内に「2年」という期間は存在しない。だからこれは実体上での「2年」

(2)リザレクションシステムは2年で完成したのか

2年ではないけれども、早期に完成したと思われる。
これは最大の問題である、Cパートの古びた灯台とリョーコに似た少女がお腹の中の子供に話しかけているようなシーンに直結するのだけれども、
まずはED前のこのラジオ。
これはED前なのでキョウとリョーコがアルティールで飛び立った直後の砂浜かと思われたんだけども、Cパート入ってすぐ、キョウが巣にしてる建物の中に同じラジオがあったため、数年後のCパート時代のものだろう。

ちょっと暗いけど、左下。
さて、比較してみると対して古びていない。 
砂浜に置いてあるため少なくともアンテナ部分は相当にさびてないといけないのが、折れているだけだし、多少の傷はそもそも最初から存在している。 
ということは、砂浜に置かれてからさして経っていないということになる。もちろん、キョウが死ぬまで使っていて、その後取り壊した際に捨てられたという可能性も捨てきれないが、それなら電池が保ってるわけもない。 
それに、経年劣化はあるはずで、それすらあまり感じられない。

そして次に、灯台。
まずはどこの灯台なのか。千葉県南部なのはわかっている。
太東埼灯台かと思ったけど違う。あれは灯台胴部に明かり取りがない。
他に千葉県南部で緑の中にあり、明かり取りがあってそれなりの大きさと言うと、あり得るのは鴨川灯台。野島崎灯台があるけど、あれは胴部が六角形(?)だからちょっときつい。
さてその灯台がこんな感じでいい具合に蔦に絡まれてるけど、これは経年の証拠にはならない。

蔦ってね、マジぱねぇっすよ、生育速度が。 
ナツヅタなんか1年に1~2m、鴨川灯台だとすると気候なんかの関係考えて確実に年間2mは伸びる。灯台が崩れているのは、そもそもガルズオルムに攻められてずたぼろなところに千葉県南部だからねぇ、台風が直撃でもすればあれくらい崩れるでしょ。
鴨川灯台は11m、高さにちょっと無理がありそうなので太東埼灯台だとしても16m。蔦が這っているのはその途中だからおおよそ8mというところか。 
つまり、キョウが実体化して灯台周辺に住み着いてから(その時に灯台周りもゼーガ使ってきれいにしたと考えておく)、4~5年しか経過していない。 


そんなわけで上記をまとめると、 

  1. 最終決戦終了(0年目) 
  2. Cパート時点でキョウの髪の伸びを考えると2年くらいは経っている 
  3. ED前の直後に台風直撃(2年目・夏) 
  4. その3年後にリザレクションシステム完成(5年目) 
  5. リョーコといたした 
  6. Cパートの少女はリョーコ(6年目) 

……4が何だかなという感じがしますが、まあこんなところかと。
Cパートは最終決戦から6年後ですね。 
制作側は、あれは誰でもないと言っているみたいですから野暮っちゃ野暮なんですが、折角色々調べたのでメモ代わりに書いておきます。