思わず手を止めて聴き入ってしまう音楽

2020年10月6日

diary music

1994年9月6日KTV「夢の乱入者」で、渡辺香津美とセッションした種ともこの「白いブランコ」。

元から種ともこは珍しくライブに行くくらい好きで聞いてましたが、86年の「いっしょにね。」から89年の「オ・ハ・ヨ」、かろうじて次の「うれしいひとこと」までで、特に「It Must Be Love」や「夏・ハレーション」が好きだったので、90年以降はなにか違うと思って聞いてませんでした。
その意識が変わり、「あ、これもホンモンの種ともこなんだな」と思ったのがこれ。
結局ね、凄い人はどんな歌を歌わせても凄いんですよ。
歌の巧さとかどうとかって言うよりも聴き入らせる雰囲気っていうか。
この中で種ともこが鍵盤ハーモニカ(いわゆるピアニカ)吹くんだけど、小学生の楽器じゃんと思う人は一聴の価値あり。
どんな楽器使っても、雰囲気が凄い。渡辺香津美のギターと種ともこの鍵盤ハーモニカとかほんと「夢の」セッションだわ。

そういう意味では種ともこの前の、井上敬三(故人)とのセッションがまた圧巻。ぜひ視聴して欲しい。
戦前も戦前、大正11年(1922年)生まれでレコードデビューしたのが昭和54年(1979年)57歳のときだけど、さすが陸軍戸山学校軍楽科からずっと音楽畑で受勲までした人だけあって何というか、相応にJAZZも聴いてはいるものの造詣がまったくもって浅い私でも聞き入ってしまう。


声楽家が認めただの何だのってマスコミのゴリ押しと、この辺推しときゃ文句も出ないだろってのを格付けしてるの見るとさ、ほんと馬鹿バカしいと思うよ。
もちろん、そういうのを好きでも構わないけど、誰かが良いって言うから良いんだろうって感覚、日本人にはすごく多いよね。
もういい加減日本人もマスコミに踊らされてないで、誰が何と言おうと自分はこれが好きだって言える感性と経験を積んで、自信持とうよ。