富山県の水辺

2019年5月24日

walking japan 富山 無人駅

あれだけ行っていた富山も、恐らくこれが最後の旅行になりそう。
最後に行ったのはもう8年も前で、これいつ新幹線通るの?ってくらいにまだ駅前も開発に着手し始めた程度の頃のこと。
今回はせっかくなので、新幹線で行ってみた。
降りた瞬間に「え。ここほんとに富山駅だよね?」と言いたくなるくらいきれいなホームに、

立派な改札口。
思わず不安になってしまうくらい、前回来た時と様変わりしていました。

愛本駅

今回は水辺、海岸沿いのみ行ってみようと思ってまずは生地の魚の駅を目指したんですが、残念ながら定休日。おうふ。
仕方ないので、そのまま宇奈月の方へ車を走らせて無人駅の「愛本駅」に行ってみました。
いつもの横江駅とは違って、こちらはある程度利用客がいるみたいです。
それでもさすがは富山の無人駅、駅周辺だけでも「森の中の無人駅」という感じが強く、駅舎の中に一歩はいると、
趣のある内装がたまりません。
残念ながら駅に隣接して変電所?があるので、ホームの待合室の風情や立山連峰に続く線路と緑の雰囲気を壊してしまっていますが、まあ仕方ないところ。
そういった点では横江駅の方が好きですね、やっぱり。

でも、この待合室の中も清潔に保たれつつも昭和感漂うのはとても良かったです。

暗い待合室の中、古錆びた扉に嵌め込まれた曇ったガラスの向こうに見える鮮やかな緑に、気温もあいまって「もう夏が来るなあ」と思わせてくれました。


内川の水辺

さすがに電車を使って行くと時間がなくて大変なことになるので、お金落とさずにすみませんと心中で詫びつつ、再度海辺へ出て今度は「海」ではなく「運河」へ。
富山市内にもカナルパークや岩瀬浜への川辺がありますが、今回は初めて行く内川へ。

東洋のヴェニス、と謳われ映画の舞台にも使われたとのことで期待して行ったんですが、
うーん……

正直、そこまででもなかったかな。
高知のはりまや橋や、札幌の時計台レベルで「がっかり名所」と言うほどではなかったものの、期待しすぎたのが悪かったのか、一回でいいやという感じでした。

雨晴海岸

割と良い時間にはなっていたけれど、これで終わるのもなあ、と思いいつもの氷見番屋街に行くついでに寄ってくか、と雨晴海岸へ。
着いて……というより、雰囲気が変わりすぎて危なく通り過ぎるところだった、近代的できれいな展望スポットが整備されており、

便利になったなあと思いながら線路を渡って海岸へ。

道路沿いの道の駅風な建物はともかく、海岸はいつもの雨晴海岸でした。
空気も濁ってしまった夕暮れ近くだったので、あまりきれいに立山連峰が見えませんでしたが、やはり海の向こうにそびえ立つ雪山は絵になりますね。

富山市役所展望塔

翌日はバスの時間までだいぶあったけど、富山城周辺で時間を潰すのはお手の物。
まずは市役所の展望塔へ。
ここは富山平野が一望できる最高のロケーションを無料で提供してくれるので、割とよく行きます。
 雪をかぶった立山連峰もよく見えました。

写真では見えづらいですが、町の向こうに富山湾と能登半島。

城址公園と松川

その後はいつもの松川沿いを散策。

富山城址公園もきれいに整備され、城と立山が絵になります。

それにしても、普通に道を歩いていて立山連峰が見えるって、よく考えたらすごいなあ、と。

暑かったので国際展示場でアイスコーヒーを飲みながらバスを待ち、帰りは飛行機で東京へ戻りました。